食道がんと症例数
ある日のとあるティールームで、医学部の学生か新人研修医かと思われる数人の会話が耳にはいりました。さほど大きい声でもなく気にならない会話で、もっぱら内視鏡についての事柄のようでした。ところが、「食道がんは見る機会が殆どない」とのフレーズに、思わず耳をかたむけて聞き取りたい気持ちになりました。
かつて、
病院ランキングの本が渡辺千鶴・隅恵子さんにより、宝島社から出版されました。
近年では朝日新聞社や日本経済新聞社からも出版されていますが、その当時としては新しい切り口の発想で、2人はこつこつと全国の病院情報を収集されていました。渡辺千鶴さんは21健医総研主任研究員でもあり、当時の情報収集作業時の状況が思いおこされたところです。実は、二人の様々な会話の中に食道がんの症例数が少ないことを、耳にした記憶がありました。
そのことをあらためて思い出したところです。
さて、「食道がんは見る機会が殆どない」のフレーズを耳にしたあと、友人達と私の会話は食道がんとなりました。そして、少し不安!大いに疑問!となりました。
症例数が少ないのであれば、研修できないのではとの考えに至りました。
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教材や論文の知識での研修かと推測しました。見たこともない食道がんを早期に見つけることが可能なのかと、疑問もうかびました。仮に、食道がんと判定された時は、すでに早期ではないのではと疑問に思ったりしました。
そこで、渡辺千鶴・隅恵子さんが「病院ランキング」に情熱を注がれた意図が明確に理解出来ました。初版を手にしたときよりも今回の「食道がんは見る機会が殆どない」を耳にした時点で、現実として感じたところです。
最近、著名人の食道がんが報じられ、人々は予防としてがん検診や健康診断を受けようとの話題を多く耳にしています。そこで受診選択の場合には、雑談の雑感ではありますが、判断の一つとして紹介したくなりました。医師の技術を単なる検査や検診などと一つ表現で単純化した感覚でとらえることへの警鐘の意味も添えたいと思います。
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求める医師との出会いは簡単ではないようです。
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