医師領域関連記事

医療ライター・渡辺千鶴さんと家庭画報の医学欄

お正月気分が去りバーゲンセールの季節が到来と張り切る女性達が行きかう1月の銀座で、気付けば街はバレンタインのデスプレイになっていました。友人との待ち合わせのため、ほど近いホテルのティールームで時間つぶしのところ、時節柄かチョコレートドリンクやチョコレートケーキを楽しむご婦人達の華やいだ声が届きました。

               

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時間つぶしのつもりでしたが、意に反して時々聞こえる会話を楽しんでしまいました。話題はもっぱら家庭画報の医学欄に関したことで、実に話題の豊富さに驚いたところです。待ち合わせをした友人が現れました。若さのこともありますが、健康診断に興味や熱意のレベルが低いタイプです。ところが、医学や健康への興味ではなく、華やいだ人達の話題を流行と感じたための興味のようです。


book  友人のことはさておき、ここでは家庭画報の医学欄の取材・執筆を担当している渡辺千鶴さんをご紹介したいと思います。様々に活躍の医療ライターで、この分野に関る医療人に広く知られている方です。その仕事の旧くは、病院の実力を症例数で初めて評価したことで話題になった『日本全国病院<実力度>ランキング』(宝島社刊)があります。この本は、ともに活躍の隅恵子さんとの共編著です。

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実は、渡辺さんは21健医総研の主任研究員でもあることから、取材は自らの経験に基づく現地取材と関連取材の行動力を身近で見てきました。病院の中で働く人々の割合は圧倒多数女性であることから、取材される女性医師や看護師からの信頼が強く感じられます。そして、彼女の最近の出版物としては『がん――命を託せる名医』(世界文化社刊)があります。

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この本は、家庭画報の医学欄で13か月にわたって連載された記事を一冊にまとめたもので、名医に密着した現地取材にかなりの時間と労力が費やされています。最新技術だけでなく、名医の人柄や診療の信念などにも迫った内容でおすすめです。

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食道がんと症例数

ある日のとあるティールームで、医学部の学生か新人研修医かと思われる数人の会話が耳にはいりました。さほど大きい声でもなく気にならない会話で、もっぱら内視鏡についての事柄のようでした。ところが「食道がんは見る機会が殆どない」とのフレーズに、思わず耳をかたむけて聞き取りたい気持ちになりました。

かつて、 book 病院ランキングの本が渡辺千鶴・隅恵子さんにより、宝島社から出版されました

近年では朝日新聞社や日本経済新聞社からも出版されていますが、その当時としては新しい切り口の発想で、2人はこつこつと全国の病院情報を収集されていました。渡辺千鶴さんは21健医総研主任研究員でもあり、当時の情報収集作業時の状況が思いおこされたところです。実は、二人の様々な会話の中に食道がんの症例数が少ないことを、耳にした記憶がありました。

そのことをあらためて思い出したところです。

さて、「食道がんは見る機会が殆どない」のフレーズを耳にしたあと、友人達と私の会話は食道がんとなりました。そして、少し不安!大いに疑問!となりました。

症例数が少ないのであれば、研修できないのではとの考えに至りました

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教材や論文の知識での研修かと推測しました。見たこともない食道がんを早期に見つけることが可能なのかと、疑問もうかびました。仮に、食道がんと判定された時は、すでに早期ではないのではと疑問に思ったりしました。

そこで、渡辺千鶴・隅恵子さんが「病院ランキング」に情熱を注がれた意図が明確に理解出来ました。初版を手にしたときよりも今回の「食道がんは見る機会が殆どない」を耳にした時点で、現実として感じたところです。

最近、著名人の食道がんが報じられ、人々は予防としてがん検診や健康診断を受けようとの話題を多く耳にしています。そこで受診選択の場合には、雑談の雑感ではありますが、判断の一つとして紹介したくなりました。医師の技術を単なる検査や検診などと一つ表現で単純化した感覚でとらえることへの警鐘の意味も添えたいと思います。

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求める医師との出会いは簡単ではないようです

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「食道がん」の早期発見と予防

健康診断は早期発見・早期治療の時代から予防の時代へと推移し、研究者・産業医・産業看護師・保健師・管理栄養士・歯科医・歯科衛生士など健康領域の専門家が、健康行動の支援策を創意工夫し提供しています。具体的には運動・栄養・休養・たばこ・酒などの項目で予防のための提案をしていますが、現実に実行に移してもらえない場合が多々あるわけです。

かたや、著名人の病気情報が流れると多くの人に健康行動が見られると、健康領域の専門家の話題となっています。そして、著名人の病気や死亡などが話題になりますと、多くの人々に健康診断の受診や生活の見直しで日常行動の変容を認めると言ったあんばいです。

つまり、今回の報道では「食道がん」への関心が高まっているようです。

食道の検査が行われているか過去の健康診断結果票を探す方、内視鏡検査を近々受け様かと考える方、内視鏡検査を申し込んだ方、予防のライフスタイルを考える方 などあちこちで会話されています。そこで、「食道がん」に関心が高い方へ参考になるのではとの視点から、過去の経験を基に述べて見たいと思います。

先ずは、

hospital  「食道がん」が発見されましたが、不幸なことに手術後の生存が長くはなかった知人の事例です。

手術のために入った病院のカンファレンスで、内視鏡検査は毎年受けていたにも係わらず「食道がん」は早期発見出来なかったことが指摘されました。医学的に健診時の「食道がん」発見は診断の難しさがあったようです。

例えば、 tv 白い巨塔というテレビ番組

当時医学的に難しいとされた「噴門部がん」が扱われましたが、リメイク版では病名が「食道がん」に変更されています。つまり医学の進歩で「噴門部がん」の診断が比較的発見し易くなり、変更されたのではないでしょうか。当時、 book 宝島社発刊の病院ランキングの初版からも分かるように、「食道がん」の症例数が多い病院・医師が少ない状況が分かります

また、

hospital  先月友人が「食道がん」の内視鏡手術を受け1週間で退院出来ました。

毎年内視鏡検査を含む人間ドックを受診していましたが、ここでも内視鏡検査は早期発見に役立ちませんでした。趣味の集まりで高度医療の専門医との雑談から逆流性食道炎が話題となり、

annoy 改めて内視鏡検査を受け診断されました。内視鏡分野の専門医の話では、「食道がん」の早期発見には経験豊かな専門医の内視鏡検査を受けることが肝要とのことでした。

内視鏡検査を受ける重要性に変わりありませんが、現段階では食道については特に医師のレベル差が大きいのが現状と言わざるを得ません

つまり、

annoy 健康診断や人間ドックで内視鏡検査に携わる医師の頑張りが期待されるところです。また医師には頑張れる環境の整備が必要とも言えるのではないでしょうか。

一方、医師に頼る以外に 自分自身による予防的ライフスタイルの指摘があり、紹介したいと思います。

特に 

heart01 若い世代の方にとっては、ライフスタイルによる予防行動の重要性が述べられています。高い度数や熱燗で飲むアルコール類・熱い飲料や冷たい飲料を一気に飲む・喫煙などの物理的な刺激 をさけることが提案されています。若い世代の方には今からお勧めの健康行動のようです。

そして、

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55歳以上特に50~60歳代の男性の場合は経験豊かな医師による内視鏡検査がおすすめのようです。そこで、情報が無い場合は職場の産業医や保健師への相談・友人知人の情報・ご近所の情報・宝島社の病院ランキングなどによる予めの検討がおすすめです。

                                                 

                             

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メンタルヘルスで精神科医への期待

企業は労働安全衛生法に従って健康診断を行います、安全衛生法の変更・社会情勢の変化・企業活動の変化などによって、検査項目や手法は時に変化をしてきました。最近はメンタルヘルスの取り組みが重視され、話題のテーマとなっています。

danger

メンタルヘルスの取り組み形態は企業により様々ですが、財団法人社会経済生産性本部が20年8月に、第4回「メンタルヘルスの取り組み」に企業アンケート調査を行った結果を発表しています。

そこでは企業における「心の病」は依然として増加傾向で、取り組みの成果については効果が出ている1.5%・ まずまず効果が認められた38.7%との結果です。企業でメンタルヘルスの業務を担当している方々には納得や共感の結果ではないでしょうか。

danger

実は、企業でメンタルヘルスに関わるスタッフにとって、長期化して良い解決が得られない事例があり、その対応にはなやましい問題が多々あるのではないでしょうか。企業におけるメンタルヘルスシステムづくりの経験からも、担当者の困難な状況と今回の財団法人社会経済生産性本部のレポートには関心を寄せるところです。実際に企業でメンタルヘルスに関るスタッフの方々の本音では、もっと効果を期待したいと思っていることでしょう。

さて、健康診断では体についての病気発見の場合とこころについての病気発見の場合があります。この両者で病気回復にかかる時間には大きな差があります。こころについての病気では長期化の事例が多いのが現状です。

長期間かかるのが病気の特色だとしても、初診時に回復予測がある程度示されることを期待するわけです。しかしなかなか・・・・な現状があります。こころについての病気で回復時期の予測を精神科医へお願いしたいわけで、健康な社会生活への復帰は誰もが望むことです。

復職診断時には社員の健康回復への対応として、主治医である精神科医からのコメントや職場対応に関する事項がもたらされます。時には職場上司との面談が希望される場合もあります。

それらが企業内では利害関係がない産業医やメンタルヘルス担当者の目から見ても疑問点がある内容で、それでは職場の新たな問題発生が危惧される由縁です。それでも話し合いの結果で主治医の方針に沿っての対応を選択して、新たな他の問題発生や当事者の再発となる不幸な事態で長期化となることがありました。このような経験から、精神科医や臨床心理士の面談には長期化への配慮した取り組みが期待されるところです。

具体的には、精神科医には患者との面談内容の把握や理解において一般社会の経験や認識が要求されるわけですが、現状では多くの診療経験から得られた一般社会の情報であるために、広く一般社会や企業社会での社会通念や感性に接したことによるものとの差が大きいのではないでしょうか。

この点を埋める役割を復帰受け入れする企業の産業医・産業看護担当者・職場上司が担っている状況です。しかし、全く対応の余力がない企業もあるわけです。この現状については本音を語る場や機会がなかなか得られないというわけです。

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回復・再発率が少ない事例や長期化でも、ある一定期間の予測のもとでの回復事例が望まれます。

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それでも回復に及ばない事例が多数であれば、問題解決の模索や提案が望まれます。新たなシステム構築の提案も必要ではないでしょうか。全ての人々が期待している状況での効果ある実績が望まれるところです。

真に良い支援法の模索が期待されます。heart04

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医師への期待はメタボではなく高度医療を!!

「メタボは自分で診断」の記事はすでに述べましたが、メタボ健診の名称や言葉からは医師との関わりが連想されることから、 

thunder 医師に頼る度合いが強い方が多いのではと危惧します

その医師に頼る程度にはもちろん個人差があります。そして、医師によってはメタボの治療や保健指導に熱心な方もいると推測します。メタボ克服となればよいのですが長期にわたり克服されないと、医療費の無駄遣いになってしまう結果が想定されます。 heart02 ここでのおすすめは自律です。「メタボは自分で診断」というわけで個人個人が診断できたら、先ずは対応すべきことも理解できるのではないでしょうか。健康診断結果の賢明な見方・読み方が重要になるのではないでしょうか。(2007年2月15日に書いています。)

多くの場合メタボは一日で成立したわけではなく、僅かなライフスタイルでの油断が積み重ねられた結果の状況で、そのメタボを元にもどすには

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日常生活を僅かに軌道修正したライフスタイルを

  長期に渡り積み重ねることがポイントです。

さて、21日福島県大熊町の県立大野病院の産婦人科医に福島地裁の判決が出ました。立場の違う人々や医療関係者の注目が大きい状況です。医療知識・医療技術の進歩で救われてきた多くの人がいることは、歴史的検証で理解されると思います。NHKの篤姫は高視聴率で幕末から明治維新の時代が注目されていますが、視点を変えますと当時は多くの人達が結核で苦しみ亡くなっています。もっとさかのぼれば大航海時代は脚気で亡くなった多くの人々もいるわけです。病気からの回復で医学の恩恵をうけていることや医学の進歩や発達を実感するわけです。

大野病院産婦人科の不幸なできごとでは、医師に人々を救うための技術向上への努力や精進を期待したいところです。現状の医師不足問題など考えるとメタボで医師を頼るのではなく、医師にはもっと患者や個人ではどうにもできない、thunder  医師にのみが出来る難しいところでがんばって貰いたいと思わずにはいられません。

このように考えると、メタボのがんばりは医学の向上に間接的に貢献していることになるのではないでしょうか。 thunder  ご自身でメタボと自己診断した方には 

社会貢献のチャンス!なのです

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医師の臨床経験

前回、貧血検査が婦人科健診をカバーしている側面に、産業医の臨床経験を挙げました。臨床とは専門用語で病気の患者さんを診ることですが、企業で例えれば運営企画・人事企画などデスクワークではなく現場というわけです。サラリーマンは数字などで示される理論と現場のギャップについて様々な経験があると思いますが、医師の世界も同様でこの場合患者を診て治療したことを臨床経験というわけです。今回は臨床経験があっても医師にはレベル差があり、医療ミスと関係した事例について触れたいと思います。

rain

これは、当21健医総研主任研究員の家族に起きた驚きの症例です。hospital  過去の胆石症既往でその病院の通院患者が、ある朝ひどい腹痛から救急入院しました。精査の結果2個の胆石が胆道に認められ、入院6日目に内視鏡除去術が予定されました。予定当日の朝、付き添い家族の前でワーと大声を出し右手を屈伸バタつかせていびきをかいて、意識不明の状況と感じられ、予定前日には点滴もなく絶飲食だったことで水分不足からの脳梗塞が起きたのではと心配して看護師に訴えました。付き添っていた家族には医療関係者の兄弟があるために、少しの医療知識による疑問だったわけです。rain  しかし看護師の対応はなく、手術室へ患者を運んで行きました。後日判明したところでは、この情報を看護師は医師に報告していました。そして、約2時間の経過から帰ってきた患者は舌を少し出した状況で深く眠っていた様子で、医師は胆石2個の提出の説明で成功と自慢し、眠りについては全麻による状況との追加説明だったわけです。 rain  ところが、患者はその後も深い眠りを続け、付き添っていた家族には心配な状況が続きさすがに3日目の医長回診時に、熟眠ではなく昏睡ではとの質問をしました。ここで脳についての検査が始められ、脳神経内科医から発祥4日位の右脳全体に及ぶ新しい病変による病状と説明がされたわけです。

rain

この一連の経緯を聞きさらに担当医の対応の詳細を聞きますと、小さくもない病院で臨床医のレベルの低さに愕然としました。推測ではありますが、担当医は胆石内視鏡除去術の技術への傾倒から専門技術屋に感じられるわけです。この事例からだけですが、会社にも様々な社員がいるように臨床医にも様々なレベルがあることが推察できるのではないでしょうか。

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貧血検査から

会社の健康診断に、clip  婦人科の検査があるかないかなど、質問や疑問の声を耳にします。表面上に婦人科健診と謳っていませんが、会社が実施する健康診断には女子社員に貧血検査項目(赤球数・ヘモグロビン)があります。産業医には産業医学中心で研修期間以外は患者さんを治療する臨床経験が少ない方もいますが、内科などの専門医資格を持ち臨床経験が豊富な産業医はこの貧血検査で婦人科特に子宮筋腫について考慮がされていることにふれたいと思います。

thunder 健康診断結果で貧血の程度が判定され要治療の場合、鉄剤治療が開始されると比較的速やかに改善し、一定期間の治療で服薬は終了となります。推測ですが服薬終了後徐々に貧血が進み次の定期健康診断時には鉄剤の治療効果が認められなくなり、前年同様に要治療の判定となる人が多くいます。中には要治療の判定がでることを予測して、定期健康診断の前に治療を再開する人もいます。このような状況が数年続く経過の中から、shine  臨床経験のある産業医は婦人科で子宮筋腫を考慮した面談を行っています鉄剤治療や食事療法による改善データが持続せずに、生理時のなやみ情報などから総合的な判断として専門医への紹介が行われます。すべての紹介者がこの段階を踏んでの専門医への紹介ですから、子宮筋腫や内膜症として専門医の対象患者になっています。shine  若い女子社員には、婦人科健診への抵抗感がある人も多く無理ない話しではありますが、貧血検査の利用である程度のカバーが出来た事例を多く見てきました。年1回の定期健康診断で結論付けることなく、かつ婦人科健診を実施することもなく、時系列的な状況から子宮筋腫を疑いと判断されているわけです。もちろん婦人科のがんがチェックされませんが、婦人科のがんの発生率や年代から若い社員の方に配慮する必然性は低く、総合的に判断されたと考えます。健康診断のコースや項目について、単純な言葉並べによる比較ではない質の問題を貧血検査の例で紹介しましたが、他にもこのような事例がありますので機会があったら触れていきたいと思います。thunder

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価値観の差を埋める患者会会報

大阪は北区天神橋で hospital  内科循環器科を開業されている石村先生を、突然訪ねることがありました。それは近年知り合ったビジネスマンの紹介が目的でした。診療時間は終わっていましたが、先客がありしばし待合室で待つ間、張り出してあるお知らせや印刷物が目に入りました。そして驚きと感激でした!! 感動の一番は患者会の会報 book です。その会報は患者会の自主作成とのことで、中心になり運営する患者さんが存在し、その方と石村先生との信頼関係が伺われました。本に目をとうしますと、多くの患者さんの声があふれていました。きっと開業当初に患者さんとの出会いがあり、信頼の輪が広がりその後も変らず今日まで多くの患者さんが参加されて、会報という形で表現されていると理解し感動したわけです。

bell  医療を専門家だけで担うのではなく、患者の意見を積極的に取り入れ協働することでよりよい医療の実現をめざしている「患者参加」の仕組みが存在していました。これは前回紹介した21健医総研渡辺主任研究員らが目指す「日本患者会情報センター」(http://www.kanjyakai.net/構築に着手したシステムに共通していると感じました。

次に、健康診断では明確なメッセージを発信されていることです!!健康診断を受ければ早期発見可能という言葉だけではなく、健康診断の限界を明確に示されていることでした。予防医学の認知度が高まり、健康診断や人間ドックは多くの人が受診し国民的興味事項とさえ感じられます。しかし実態は必ずしも喜ばしいことでない影の部分があると考えます。少子高齢社会での医療費抑制を目指した施策が打たれてきましたが、現実には運用面での問題があると考えます。健康診断や人間ドックは早期発見・治療と有益な側面がありますが、また病院経営面でも重視される面があります。その病院経営面から健康診断や人間ドックの営業ではプラス面が強調され、病気の早期発見が過剰に期待される現実がありますつまり良い面のみが言葉で示されることから、あーうんの呼吸で過剰な誤解がおこっていると考えます。しかし、石村先生はその点を最初に説明されるわけです。後に起こる誤解がなく患者さんは正しい認識をもって、健康診断や人間ドックを受けることになりますこれもよりよい医療が実現している、「患者参加」の仕組みが具現化しているところです。虎の門病院そして北野病院時代を通じて変らない石村先生の診療行動ですが、昭和40年代はこのような医師と患者の関係はあちこちでよく見られた光景です。しかし近年、医療分野はさまざまな問題が浮き彫りになり、明確な診療行動への方向性を打ち出せないでいると感じます。問題の解は足元にあるのではないでしょうか。bell

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週刊新潮連載の「健康狂時代」から

book  週刊新潮の連載に「健康狂時代」が続いていますが、タイトルに感心しつつ楽しみなページです。中原英臣先生はマスコミへの登場が多くない頃から、「健康学」の専門医と注目していた方です。タイトルどおり世はまさに健康狂時代で、人間ドックや健康診断を始め健康に関わるもの全てが話題になり、そしてビジネスになるわけです。そして健康を解説する医師の登場がありますが、今回は健康をテーマとした分野と医師の専門性について述べたいと思います。 book 

健康がテーマの出版物や講演会さらにはテレビ番組などには多くの医師が登場します。バラエティー番組は別として、医師の選別基準にはブランドが考えられるわけです。例えば内分泌・循環器・消化器の第一人者、さらにはもっと細分化して糖尿病・甲状腺・心臓・冠動脈・血圧などの第一人者などなど、大学病院・大都市の総合病院・研究所などの著名な専門医が登場しています病気や病人を診て治療する医師を総称として臨床医と呼びますが、登場する著名な専門医は臨床医というわけです。患者さんの病気回復のため活躍する多忙な毎日では、健康者を相手にした経験は少ないのではないでしょうか。臨床の知識がそのままに、健康者にあてはまるかについてはどうでしょうかおっと失礼。

clip  幅広い視野に立っている医師には謝ります。また、書店や健康診断施設で見られる健康診断結果の見方・読み方や糖尿病・高血圧症・高脂血症などの解説パンフレットをなど目にしますが、多数ある出版物の内容に大きな差はありません。病人や病気の第一人者の意見や解説は知識優先で、実際の健康者の観察が欠如しているため観念的な部分が多いと感じていますまたまた失礼!失礼!

typhoon  人は十人十色と言う言葉がありますが、健康者の検査値もその人固有の値があります。かつて個性値と表現されたことがあるくらいです病気や病人にあてはまることが、すべからく健康者にあてはまるとは考えられません。その議論は別としても、実は健康者を数多く観察している医師の存在があります過去、医学界では専門性として注目度が低く軽視されてきた予防医学分野ですが人々の日々の暮らしに直結しているとの視点から、「21健医総研」では「健康学」の専門性とその意義を発想し提案してきました今一度健康知識について、既成概念がないかを考え「21健医総研」を注目してみて下さい。typhoon

clip  中原先生の健康者への発言には、どのような臨床医の発言よりも真実性を感じるところです。次回はこの「21健医総研」グループの発想の数々を漸次ご紹介してゆきたいと思っています。

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