« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »

健康診断結果票の基準値を友人と見比べるおすすめ

健康診断を毎年受診されている方は多いと思います。その結果票については、きわめてプライバシーにかかわるとの考えから、ご自身一人でご覧になるのではないでしょうか。同僚・友人・家族に話すにしても、その一部分ではないですか?なかには手元に届いたことで、その日の家庭団欒の話題にされる方もいるでしょう。しかし、全てを見せる方は少ないのではないでしょうか。

企業で健康管理にかかわった長年の経験では、結果票の内容が芳しくないと他人に見せない傾向が強く、逆に結果の内容を良いと家族に自慢の話題とされると感じます。ライフスタイル自慢です。

そこで今回は、全く別の視点から友人と健康診断結果票を見比べることの提案です

実は、それぞれの結果を見るのではなく、検査結果の横に示される基準値(正常値)の観察です。

成人病健康診断やドックを受けた施設が異なる友人数人で見比べてほしいわけです。実は、健診機関や病院ではそれぞれ独自の基準値があります。ご覧になり確かめられるのが、おすすめです。どの程度の差があるかは、比べる施設が多いほど面白いと思います。

clip

教科書的に同一ではないのが重要で、検査の「精度管理」を専門家が対応しているところでは、そこの施設の基準値(正常値)をもっています。

専門家がいない場合は検査センターに外注依頼しています。病院・医院が違っても外注依頼先が同じ場合は、専門家がいないために独自の基準値(正常値)をもっていないことになります。ただ、検査センターは実力差が大きく、スタッフに優秀な専門家がいるところもあります。

先ずは、健康診断結果票をお互いに見比べることのおすすめです。

健康診断結果票の楽しみ方のご紹介でした

                                                            

                                                                heart04

★あなたの1クリックを励みに頑張ります!
人気Blogランキング

| | トラックバック (0)

食道がんと症例数

ある日のとあるティールームで、医学部の学生か新人研修医かと思われる数人の会話が耳にはいりました。さほど大きい声でもなく気にならない会話で、もっぱら内視鏡についての事柄のようでした。ところが「食道がんは見る機会が殆どない」とのフレーズに、思わず耳をかたむけて聞き取りたい気持ちになりました。

かつて、 book 病院ランキングの本が渡辺千鶴・隅恵子さんにより、宝島社から出版されました

近年では朝日新聞社や日本経済新聞社からも出版されていますが、その当時としては新しい切り口の発想で、2人はこつこつと全国の病院情報を収集されていました。渡辺千鶴さんは21健医総研主任研究員でもあり、当時の情報収集作業時の状況が思いおこされたところです。実は、二人の様々な会話の中に食道がんの症例数が少ないことを、耳にした記憶がありました。

そのことをあらためて思い出したところです。

さて、「食道がんは見る機会が殆どない」のフレーズを耳にしたあと、友人達と私の会話は食道がんとなりました。そして、少し不安!大いに疑問!となりました。

症例数が少ないのであれば、研修できないのではとの考えに至りました

danger

教材や論文の知識での研修かと推測しました。見たこともない食道がんを早期に見つけることが可能なのかと、疑問もうかびました。仮に、食道がんと判定された時は、すでに早期ではないのではと疑問に思ったりしました。

そこで、渡辺千鶴・隅恵子さんが「病院ランキング」に情熱を注がれた意図が明確に理解出来ました。初版を手にしたときよりも今回の「食道がんは見る機会が殆どない」を耳にした時点で、現実として感じたところです。

最近、著名人の食道がんが報じられ、人々は予防としてがん検診や健康診断を受けようとの話題を多く耳にしています。そこで受診選択の場合には、雑談の雑感ではありますが、判断の一つとして紹介したくなりました。医師の技術を単なる検査や検診などと一つ表現で単純化した感覚でとらえることへの警鐘の意味も添えたいと思います。

heart04

求める医師との出会いは簡単ではないようです

                               heart04

★あなたの1クリックを励みに頑張ります!
人気Blogランキング

| | トラックバック (0)

PPK(ピンピンコロリ)をめざすNPOの取り組み

職場や市町村が行う健康診断の充実で、予防に関係する知識の高まりがあります。健康知識について、さらには新しい知識を求める人々も多い状況です。テレビでは「ためしてガッテン」などさまざまな健康・医療の番組がくまれ、人々の関心をより高めているようです。そこで、知識は生かされているかを議題にしたいと思います。

                       memo

日本産業衛生学会に、健康知識と実践に関連した調査が伊勢丹健康管理センターの清水直子・野田治代・鷲崎誠・田村昌士さん 達の報告があります。具体的には、健康診断時に1年に1テーマの健康知識を設定して実行を促し、その1年後の実行状況を調査しています。いわゆる知識を実践する行動変容の実態調査です。ほぼ同じ集団で5年間5テーマでの結果は、平均約30%の人に行動変容が認められたと報告されています。

知識があっても行動すること・習慣にすることの難しさは誰もが納得のことでしょう

new

そこで、実践に取り組むNPO法人のご紹介です。21健医総研の主任研究員でもある福田笑子氏は産業看護職・産業医の紹介・派遣の社長業ですが、「健康生きがい研究所」を千代田区で立ち上げられています。過去に企業の健康管理に携わる産業看護職の立場から、知識よりも実践の重要性から理念をPPK(ピン・ピン・コロリ)として、高齢者の健康支援活動をされています。

run                  run                    run

さて、PPK活動で人気が高いものに、PPKウォーキングがあります。事務局を担当する中沢文夫理事も21健医総研主任研究員ですが、知識から実践への理念のもとにさまざまな工夫検討による実施が特徴とのことです。

具体的には、PPKウォーキングの当日前に、資料による検討から下見までの準備はご自身にとっての実践活動とのことです。検討の下見は江戸をキーワードに歴史的道路や場所選び・途中のおやつにはカロリーなどの考慮と楽しみの織り込み・昼食は江戸の風情を長年に亘り受け継いだメニューやお店の選択・訊ねる地域のお店や寺社の方との会話を通じた交流 などが織り込まれ評判となりました。

会員はその全てに関心や興味をもつもよし、いずれか一つにだけに感心が高いもよしと、個人重視の理念が感じられました。run

                          run

運営は会員の賛美の声だけではなく、毎回の参加率から判断をして検討事項に織り込むという、成長モデル作成への工夫が次回に織り込まれます。そして、会員の継続性を重視した点で、行動変容の実現ととらえた組織評価がされています。

知識があっても行動すること・習慣にすることの難しさには、

 様々な工夫があって成功することが示されているようです。run

なんと言っても知識よりまさる日常生活での健康行動ではないでしょうか

                              heart04

★あなたの1クリックを励みに頑張ります!
人気Blogランキング

| | トラックバック (0)

« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »