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価値観の差を埋める患者会会報

大阪は北区天神橋で hospital  内科循環器科を開業されている石村先生を、突然訪ねることがありました。それは近年知り合ったビジネスマンの紹介が目的でした。診療時間は終わっていましたが、先客がありしばし待合室で待つ間、張り出してあるお知らせや印刷物が目に入りました。そして驚きと感激でした!! 感動の一番は患者会の会報 book です。その会報は患者会の自主作成とのことで、中心になり運営する患者さんが存在し、その方と石村先生との信頼関係が伺われました。本に目をとうしますと、多くの患者さんの声があふれていました。きっと開業当初に患者さんとの出会いがあり、信頼の輪が広がりその後も変らず今日まで多くの患者さんが参加されて、会報という形で表現されていると理解し感動したわけです。

bell  医療を専門家だけで担うのではなく、患者の意見を積極的に取り入れ協働することでよりよい医療の実現をめざしている「患者参加」の仕組みが存在していました。これは前回紹介した21健医総研渡辺主任研究員らが目指す「日本患者会情報センター」(http://www.kanjyakai.net/構築に着手したシステムに共通していると感じました。

次に、健康診断では明確なメッセージを発信されていることです!!健康診断を受ければ早期発見可能という言葉だけではなく、健康診断の限界を明確に示されていることでした。予防医学の認知度が高まり、健康診断や人間ドックは多くの人が受診し国民的興味事項とさえ感じられます。しかし実態は必ずしも喜ばしいことでない影の部分があると考えます。少子高齢社会での医療費抑制を目指した施策が打たれてきましたが、現実には運用面での問題があると考えます。健康診断や人間ドックは早期発見・治療と有益な側面がありますが、また病院経営面でも重視される面があります。その病院経営面から健康診断や人間ドックの営業ではプラス面が強調され、病気の早期発見が過剰に期待される現実がありますつまり良い面のみが言葉で示されることから、あーうんの呼吸で過剰な誤解がおこっていると考えます。しかし、石村先生はその点を最初に説明されるわけです。後に起こる誤解がなく患者さんは正しい認識をもって、健康診断や人間ドックを受けることになりますこれもよりよい医療が実現している、「患者参加」の仕組みが具現化しているところです。虎の門病院そして北野病院時代を通じて変らない石村先生の診療行動ですが、昭和40年代はこのような医師と患者の関係はあちこちでよく見られた光景です。しかし近年、医療分野はさまざまな問題が浮き彫りになり、明確な診療行動への方向性を打ち出せないでいると感じます。問題の解は足元にあるのではないでしょうか。bell

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