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健康診断検査値うらばなし

typhoon 健康診断を受けた時の結果票ですが、昔の手書き結果票に比べコンピュータの発達から数字が分かり易く示され、総合判定などは理解を得るため様々な工夫が凝らされていますここでは、結果票に出力される検査値の数字は、コンピュータの出力数字に示された段階で固定した概念の価値観が生まれ一人歩きしていることを取り上げてみましょう。

さて、¥1000の数値を見ると、多くの人は千円札をイメージしてどちらでも価値に差はないわけですがガンマーGTPと表現する肝機能検査項目について70と数値が出た場合はどうでしょうか。やはり一定の数値としてその価値を、だれもがイメージするのではないでしょうか。実はこの場合、どこでも同じとはならないのですが、多くの人に説明されていません専門用語では施設間差といいます

皆さんは千円札の場合と同じように捉えていませんでしたか。A健診機関では100だったので、その後B健診機関で85となり値が下がったと喜ぶ人がいます。しかし、単純な比較は出来ないわけです。一人から採血した血液を5つの試験管に分け、一斉に異なる5箇所に検査依頼をした結果の研究報告では同じ数値はないのです。その異なる検査値を評価するのが、許容誤差範囲や施設間差に精通した専門家です。typhoon

thunder 健康管理分野には産業医・衛生管理者・保健師・看護師などの専門家が携わっていますが、検査値について許容誤差範囲や施設間差に精通した専門家はほとんどいない現状です。一部健診機関では対応努力をしていますが、レベル差があるのが実態です。そこで、賢明な見方・読み方からの対処法として、thunder 結果票で検査場所が同一機関であることを確認して比較することをお勧めします

コンピュータ出力では健診を受けた所と検査を実施した所が違う場合の区別が出来ませんので、検査を実施した所について質問されることをお勧めします特に中小の医院や病院の場合健診結果票には病院名が示されますが、検査は外注しているのが一般的で、質問される必要があります。外注検査が必ずしも悪いことではないのですが、外注検査所には高いレベルから段々と差があることも紹介しておきたいと思います。

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朝青龍・メンタルヘルスの話題から

テレビの報道番組に横綱朝青龍の話題が続いています。診断書提出で地方巡業の不参加から始まり、その後に自己判断のモンゴル帰国・モンゴルでサッカー参加・診断書内容の客観性問・相撲協会の処分・処分後のメンタルヘルス診断など続きます。そのメンタルヘルスの診断とその対応ではさまざまな意見が出てきました。横綱朝青龍周辺の関係者や相撲界識者の意見に留まらず、医師・地方巡業中の現地の人々・相撲フアン・スポーツジャーナリスト・街行く人々など多くの立場から、客観的で常識的な見解が語られている状況です。そして多くの人々は早い元気回復を願い、そのための対処法は難しいことではないと捉えている人が大多数でしょう。しかし、現実には問題解決が遅れています。shock

当事者は客観的かつ常識的な見解が分かっていないのか、当事者としての何らかのジレンマがあるのではないでしょうか。このような展開は職場のメンタルヘルス事例に共通する場合が々あり、職場の健康管理を担当する人々は分かってもらえないジレンマを抱えていることがあります。今回同様に問題解決が遅れてしまうわけです

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時にはパワーハラスメントの言葉まで飛び交う複雑な展開で、解決が困難になります。学生生活では自由度が高く自分自身の意思やわがままを謳歌出来ますが、職場では学生時代の自由度がそのまま通用しないことは明白です。その点を認識することが賢明な選択ですが、自律度が低く自己責任を認識出来ないと、トラブルを解決出来ないわけです。当然、職場では自律度を高める指導教育が必要です。自律度が問題で起きた事例については、医学的な対応以前の問題があるわけです。その点を解決しないままに、医師の登場や診断書の提出から問題解決を遅らせてしまうこととなります。

key 職場のメンタルヘルスに関わるスタッフは少数で時には外部委託で、またプライバシー尊重の配慮があることなどから、問題は密室に隠れた状況になります。そのために回復が遅れ長期化します。このような実態や問題はなかなか理解を得られ難いものでしたが、横綱朝青龍の話題を例にすることで、職場のメンタルヘルスの従来知られていない側面が多くの方に理解されたのではないでしょうか。 key このように、横綱朝青龍のメンタルヘルス話題は実に分かり易く学ぶことが出来る教材になったと考えています。健康診断結果の  heart02

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