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「メタボ」で得するのは誰

pig正式にはメタボリックシンドロームと云いますが、約して「メタボ」「メタボ」と様々な動きがあります。皆さんもテレビコマーシャルや書店で、この言葉に遭遇されているのではないでしょうか。家族や職場の話題にもなり、「メタボ」の氾濫した状況を《メタボ特需が起きている》と表現する人がいました。

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さて、「メタボ」に関わっている人や団体ですが、生命保険会社・システム関連の会社・出版社・印刷業者・健診業者・人材派遣会社・独立行政法人の学者集団・運動施設運営企業・食品飲料企業・開業医・労働衛生コンサルタント・製薬会社などあります。厚生労働省の提案・指導による動きで、ビジネスチャンスであることも間違いではありません。新しい取り組みに健康保険組合は勉強会に参画し、健康保険組合を持つ企業も検討学習するなど騒がしい昨今で、担当する組織人は今や脚光を浴びている状況にあります。そこで、特需とするならば、一番得をする人や集団は?と考えてしまうところです。英国人ならば、さっそく賭けを始めるのではと想像します。

この提案者の本意が国民の皆さんに汲み取られるならば、得をするのは国民即ち個人でしょう。脳疾患や心疾患は医療費がかさみ、疾病回復状況が良好で日常生活の確保が順調に回復出来るとは限りません。この疾患の大半は日常生活の運動・栄養・休養で避けることが出来るわけです。脳疾患や心疾患を避けることで生活をより豊かに、ピンピンコロリ(PPK)とされる人生を迎えることが出来るわけです。個人が日常生活の運動・栄養・休養に取り組めば、その結果、現在高騰している医療費への抑制が効を奏するわけです。

しかし、現実は絵に描いた餅に終わる危険性を感じます。先ず、健康診断結果で指摘されても、結果表を正しく見ない傾向があります。前回「賢明について」「医師のメッセージを詠む」の欄で書きましたが、感心しない対処をする人が多くいます。ご自身は正しく賢明な対処との意識で、実際は錯覚している場合があります。例えば、受診だけで満足して結果票の生活改善には興味が低い、再検査・精密検査の案内に熱心に対処するのみで生活改善の実行が伴わない、日常生活は従来どおりでも自己認識は改善していると錯覚、家庭医や知人医師で何度も検査を受けることで満足した状況、宴会やアフター5の場所で健康診断結果の話題で中心となり知識有為で生活改善はなく満足した状況、生活改善はないままコレステロール値が5mg/dl低下と自己判断して喜ぶ人などの実態です。

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生活改善の行動変容がなければ、疾病発祥の危険率は変化しないことになります。その上、今まで以上に熱心に健診と検査を繰り返す人や、さらに積極的に呼びかける医師などが増える場合、医療費が高騰し国民健康保険はより赤字財政に傾くと懸念する次第です。

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